トヨタの創業者である豊田喜一郎は、明治27年(1894年)、
のちに自動織機の発明で知られることになる豊田佐吉の子として生をうけました。

やがて佐吉の創業した豊田自動織機製作所に、
息子喜一郎が中心となって自動車部が設けられたのは1933年のことです。
これがトヨタ自動車の始まりでした。
当時、国産化は到底無理とされていた自動車の製造を、
織機製造のための鋳造や加工技術のノウハウを生かして成功へと辿り着きます。

こうして1935年に自動車製造開始、
1937年にトヨタ自動車工業株式会社が設立されました。

ちなみに豊田市というのはもともと挙母市という市だったものを、
トヨタ自動車にちなんで1959年に改名したものだそうです。
はじめにトヨタ自動車ありき、トヨタ自動車の城下町といった感じですね。
そしてトヨタグループは豊田一族がまとめあげてきたといった感があります。

その後、喜一郎の提唱をもとにトヨタは
『改善(カイゼン)』
『ジャストインタイム(JIT)』(カンバン方式)
トヨタ生産方式といった今でも語り継がれる生産・経営ノウハウを確立してゆくことになります。

1950年にデフレによる経営危機から豊田喜一郎は社長を辞任。
1952年には57歳にして脳溢血でこの世を去りました。
世界規模の企業でありながらその創業者である豊田喜一郎の名は、
一般にあまり知られていません。
これにはトヨタが戦後の大成長をとげるのを待たずして亡くなってしまったことが、
大きく関係しているのかもしれません。



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